vol.003

鳥インフルエンザの発生にひとこと

昨年より、何時何処で発生してもおかしくないと言われてきた弱毒型ではあったが、鳥インフルエンザ(H5N2)が、茨城県・埼玉県で発生し、業界を震撼させました。 鶏卵・鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人間に感染することは世界的にも報告がありませんし、全国的にサーベランスを実施し、安全性を絶えずチェックしていることからも、あまり神経質になる必要はないと考えます。 本来、人間のインフルエンザの流行時期である低気温・低湿度の時期に重なりがちと言われてきた病気が、気温も高く湿度も高いこの時期に何故!

鳥インフルエンザの感染経緯は、

  1. 生鶏糞の圃場散布による、ウイルスの飛散や野鳥によるウイルスの伝播
  2. 親メスの移動に伴う、カゴ、車両、人による伝播
  3. 鶏の移動、ワクチン接種などのファームサービスに伴う、人、器具機材、衣類、車両による伝播
  4. 飼料運搬車、人による伝播
  5. ワクモなどの外部寄生虫がウイルスを保持し、野鳥という飛行機に乗り各養鶏場に飛来することによる伝播
など、さまざまなことが考えられます。

これらを100%完璧に防除することは、難しいと思われます。また、ウインドレス(閉鎖型鶏舎)と開放型鶏舎との安全性の違いはほとんどないものと考えられます。農水省の考え方に疑問をもたざるを得ません。 また現在、業界では安全・安心の観点と、経営者の事業継続の意味からもワクチンの接種許可を行政にお願いしているところであります。

本会に寄せられた匿名の投書から抜粋すると、
『鳥インフルエンザのワクチンが接種されたのではないか、非合法の未承認ワクチンの接種は、刑事事件になっても仕方がないのでは。強制捜査や疑いのあると思われる農場から運ばれる鶏糞の検査、密輸入者の摘発などしてもらいたい。 ワクチン接種が判明すれば、法を犯したのだから仕方が無いと考える。しかしながら、何の罪も無い鳥が殺処分を受けるのは心苦しい。 今回発生の原因究明と犯罪者をちきんと明らかにし、いったんけじめをつけ、時期を見ながら国としてワクチンなどによる防御体制を整えるべきではないか』
※投書についてのコメントは控えさせていただきます。

お問い合わせは下記へ
日本養鶏農業協同組合連合会/TEL:03-5296-7041
担当者 杉原/k-sugihara@nikkeiren.jp